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(旧)木場ハイキング倶楽部              since1996     
by shiba_hike
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芝ハイキング倶楽部改め芝温泉倶楽部への危機からの脱出を図っています。その割には家内手工業的な活動に終始していますが。。      よし、今年はがんばるぞ!?
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アラスカ旅行

夏以来、またもや低迷気味の倶楽部ですが、管理人は11月23日から個人的にアラスカへ行ってきました。
山文学好きなら誰でも知っている、新田次郎の「アラスカ物語」。フランク安田が活躍したアラスカへオーロラを見に行ってきました。アラスカの場所が良くわからない人は、googleの地図でも見て調べてください。

飛行機から見えたデナリ(マッキンリー)の山々。
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シアトル経由でアンカレジ~フェアバンクスとジェット機を乗り継ぎ、車で温泉地のチェナへ。
日本人の団体さんもいたけれど、ThanksGivingDay(勤労感謝の日)の近辺は米国では一番の旅行シーズンらしく、多くのアメリカ人が移動していました。
本当のオーロラシーズンは8月中旬から9月中旬。それ以降は、12月中旬からとのこと。この時期は曇りの日が続くらしいのですが、我々が着く前日から久しぶりにオーロラが姿を現したとのことでした。

途中で見かけたポストの群。郵便車は幹線道路から奥へは入らない。
ちなみに、ポストマンが降車しないで良いように、郵便車は右ハンドルの日本車だそうです。
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チェナはアラスカの中央にポツンと孤立した温泉場で、ゴールドラッシュの時代に発見されたそうです。とにかく寒いところです。滞在した時は、1955年以来の寒さとかで、連日マイナス25~30度でした。一日目は成田からの服装だったので、途中で車から降りた時は凍りつきそうでした。駐車場には必ずコンセントがあり、エンジン部を凍り付かせない仕組みになっています。
温泉リゾートなので、大きな露天風呂が売りです。外国では水着を着て温泉に入ります。ま、混浴ですから。私も出発前に日本で海パンを買いました。
露天ですから、外気温はもちろん零下。濡れた髪はたちまち凍り付きます。いい湯加減でいい気持ちなのに、何故か怒髪天を突く状態です。
食事はメインダイニングという場所でしかとれません。食事可能なコーヒーショップがありませんから選択の余地がありません。大味な食べ物がドッコイショと出てきます。一番美味しかったのは朝食のオムレツでした。仕方ないのでビールばかり呑んでました。ビールは地ビールが美味しく、アラスカ・アンバーとフェアバンクス・ラガーが双璧でした。ワイルド・ターキーの発音が難しく、女性バーテンダーに伝えるのに苦労しました。しまいには、ウィスキーを飲みたいのは解った、どれが飲みたいのか指を指せという事になってしまいました。
ワとタを強調するのがコツのようです。

外気温が低いため、湯気がモウモウと立ちこめる露天風呂。一寸先は霧。
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ハイブリッドカーが充電している訳ではありません。
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オーロラは、気ままに出たり引っ込んだりします。凄いのが出て、カメラをとりに部屋に戻っている間に消えてしまうこともしばしば。夜の間は、アクティビティセンターで出現を待ちます。ただ、窓がオーロラが出る北側ではなく、南側にしかついていないので、たまに外へ出て見る必要があります。外では、セスナ用の滑走路の上で見ることになります。
オーロラ撮影用に、古い一眼レフカメラ(OM1)と三脚を用意しました。20年ぶりに使うカメラなので操作に手間取りますが、電池切れの心配が無いのとシャッター速度が自由(バルブ付き)であること利点です。ところが、フィルムの装填をミスったりレリーズが故障したり。また、室内でフィルム交換して外へ出たら、結露したレンズが凍り付いたりとアクシデント続出です。しかし、無事に写った画像だけは鮮明でした。なにしろ、ASA800の高感度フィルムですから。シャッターは10秒近く開きっぱなしで撮ります。ただ、フィルムなのでデジカメのようにその場で確認ができません。映っているのか、いないのか、現像するまでハラハラしました。

出た!
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ところで、沢山のアメリカ人が滞在している割に(日本人は1割くらい)、オーロラを見ているのは日本人だけです。アメリカ人はあまり興味がなさそうで、温泉に入っていちゃついたりしています。アラスカに住んでいる人にとってはオーロラなんて興味の対象では無いのかもしれません。

ウ~ララ~!
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とにかく、オーロラは連日出現しました。フェアバンクスに移ってからもオーロラは出続けました。あまり出続けると有り難みが減りますが、実際はフェアバンクスから車で1時間半ほど離れたオーロラ観察用のロッジまで行かないとちゃんと見ることはできません。市内では街の灯りが明るすぎるのです。オーロラの光は、高感度のフィルムには綺麗に写りますが、それは光学機器の力。肉眼にはそれほどカラフルには写りません。
観測用のロッジは熊谷さんという若い日本人夫婦がやっていて、大きなマラミュート犬が2匹飼われています。12歳の方はハスキー犬くらいの大きさでおとなしいのですが、9ヶ月の奴は子牛のような大きさで、これがじゃれつくと手に負えません。犬としては甘えているわけですが、その力は半端ではありません。あま噛みなのに手袋が引き裂けてしまいます。小学生の頃、シャーロック・ホームズの小説中に「子牛のように大きな犬」というのが出てきて、その誇大な表現に子供ながら馬鹿じゃなかろうか、と思ったものですが、いるんですね実際に。でも、可愛がられて育った犬は性格が可愛いものです。うちの犬の毛を染めてマラミュートにしちゃおうかな。
巨大と言えば、チェナからの移動中に見たヘラジカの親子も大きかったし、アラスカ大学の博物館で見た熊の剥製も巨大だった。なんか生き物からしてスケールが違うなぁという感じです。

まるでカーテンです。
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ロッジオーナーの熊谷さんがeメールで送ってくれました。
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記録に残る大きさのブラウンベアー。
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フェアバンクスのホテルはちょっと町中から外れた河の畔に建っています。この河は凍結していて、車が走っていました。氷の厚さは1mだそうですが、暖かい日が続くと氷が薄くなり、年間3台ほどが水没するそうです。
何もすることが無い昼間、一番近くのショッピングセンターへ歩いて行ってみました。店前の電光掲示板には、-26度と表示されていました。これは、華氏です。摂氏にする場合は、さらに35度マイナスして2分します。つまり、-30.5度ということです。防寒具はどれも必要ですが、寒さに慣れない観光客に最も必要なのは目出し帽でした。なにしろ睫毛も凍り付く寒さなのです。さすがに帰りはタクシーに乗りました。

凍り付くチェナ河の中央付近から撮ったフェアバンクスのホテル。
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この店では、余所より2度ほど低く表示されるらしい。
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睫毛もフェイスマスクも凍り付きます。
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飛行機の出発時間の関係らしく、最終日はアンカレジに泊まりましたが、特に見る物はありません。街もなんとなく寂れた感じです。あまり期待もしないで入った日本人経営の「熊五郎」というお店。餃子と寿司を頼みました。寿司ネタは良いのですが御飯の炊き方が良くない。暖かいし。期待しないで良かった(笑)。

ちょっと寂しい町並みのアンカレジのダウンタウン。
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アラスカでは野菜や果物が育たないので結構値段も高いです。だいたい、日本国内で食べる倍くらいの感じでしょうか。相方の申すには、我々は呑みすぎだそうです。どの店に入ってもバーでも我々が一番呑んでいるそうです。だから高いのだと。

ま、そんなこんなで日々は、あっという間に過ぎ去りました。日本へ帰ってきていいなあと思うのは、飯が美味いこと(笑)。たかが飯ですが、されど飯です。登山の時に自分で担いでいく粗末な飯や山小屋の簡素な飯は我慢できても、観光旅行だとそうもいかないものですね。
ただ、旅行自体は驚く体験ばかりで非常に楽しいものになりました。相方は、早くも夏のアラスカに夢をはせています。
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by shiba_hike | 2006-12-01 11:59